CCN2018行ってきました。音作りのメモなど

大変ありがたいことに、4年連続Tokyo Game ShowのCosplay Collection Nightにて楽曲提供する機会を頂けています。

ただ毎年悩むのが、幕張メッセという特大ホールのアレイスピーカーで爆音…という環境。そんな規模のシミュレーションなんて一般家庭でできるわけもなく。Zeddの家ならできるかもね!

だいたい鳴り方の傾向が掴めてきたので、メモがてら残しておきたいと思います。来年もしまたやるとして、私が忘れないために。


幕張メッセステージの鳴り方の大雑把なまとめ

めっちゃ大雑把にまとめると次の通り。

・コンサート用に設計していないのか、リバーブがめちゃくちゃ鳴りまくる
・リバーブの所為で高音がやたら出る、響く
・かなり重低音まで出る
・幕の前後、ナレーションに注意

です。私なりの解説と対策書いていきます。

リバーブの鳴り、高音域について

もうとにかく良く響きます。ハイもローもほとんどカットされない感じで、ホールの後ろまでガッツリと。そこに加え天井のむき出し鉄骨のせいでしょうか?Chamber Reverbみたいな、金属的なコワーンという感じの鳴りを感じました。

なので、元の曲がドンシャリ気味のものはハイパードンシャリ、耳に痛いくらいでした。カツンとハイが出まくる。

ということを踏まえ、対策は次の通り。
・リバーブは控えめ、デッド過ぎない程度に
・ハイは思い切って16kHz以上カットしても良いかもしれない

こんな程度です。リバーブは深くなり過ぎないように気をつける。

重低音が出る

やっぱりスピーカがデカいってのもあって、20Hzの振動まで捉えられるくらい超重低音が出ます。

逆に言うと、ちゃんとそこまで調整してあげないと、変にスカスカに感じます。おそらく60Hz以下カットしたんだろうなーっていう音源は、ほんとキックがデンデンデン…って感じで、迫力がない。

私は次の画像みたいなEQバランスにしたのですが、これが思った通りにズドォォォォンと鳴ってくれたので大満足です。

ccn2018_analyzer

ただしやっぱりリバーブがアレなので、ここぞ!という時だけ40Hz以下を出すように編曲、ミックスした方がいいなっていう感想。鳴らしっぱなしは低音が停滞する感覚があったので、迫力に欠ける。

ちなみに重低音がよく響くというのも相まってか、安い音源(GM音源とか…)はホントびっくりするくらい安く聞こえます。…ちゃんと発注してくれって思う。

幕の前後、ナレーションに注意

出演者のみなさんはご存知の通り、グループの入れ替わりはノンストップで行われ、ナレーションが必ず幕の前半数十秒入ってきます。またナレーション優先のため、話している最中は曲の音量が下がります。思っているよりもグッと。

なので、対策は次の通り。

・ステージ演出に余裕を持たせるため
 1・楽曲の始め2秒程度はシンバルスウェルやRise系の音源などで始める
 2・終わり2秒は余韻で閉めてあげると次のグループがスムーズ
・ナレーションと被るため、クライマックスは必ず後半に、セリフ・歌物は被ることを想定して用意

曲作り的な面で書くと、
・ステージの尺1分30秒に対し1:26秒尺の曲、余韻含め1:33秒程度で作る(余分な尺はクロスフェード対策)
・歌物であればイントロをしっかり設けてあげる、もしくはナレーションを細かく指定する

だいたいこんな感じです。

毎年アイドル系は出るので歌は多いのですが、すげー勿体無いのがナレ被り。違和感あるかもしれないけど、ややセンターから声ずらすと良いのかなぁ…?ナレーションとボーカルだだ被りで、どっちも耳に入ってこないです。

これはもちろんインストものも被ってくるので、やはり出だし数十秒は捨てた方が良さそう。クライマックスを意識した方が吉です。


今年の楽曲と様子について

アップロードしました。毎年恒例?のフルオケ耳コピ音源です。正直しんどいしぶん投げたくなるんですが、デッドライン2日前納品をモットーに頑張りました。

そしてこちらが当日、ステージの様子。すげー高画質!

来年もしまた担当するグループがあれば、特にミックス面を気をつけたいと思います。難しいんだけどもね!

余談:音圧について
DJ側で軽く調整しているのか、オケ系が特別小さいと感じることもなかったので、特に気にする必要もなさそうです。

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