ブラスのオススメ音源5選をフィルムコンポーザに聞いてみた

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確定申告シーズンですね。皆さま、書類作成と提出終えましたか?私は2度目ながら、割とスムーズに終わりそうです(まだ終わってない)。

今回は、ブラスのオススメ音源を5つほど、フィルムスコアリングをやってるコンポーザに聞いてみました。これから音源を買う方、買い替えを考えてる方の参考になれば幸いです。

ちなみに、あくまでオーケストラとしてのブラスで、ジャズなどのバンド向けじゃないです。ということにご注意ください。


ブラス音源のオススメ5つ

オススメは下記の5つになりました。

・EastWest Hollywood brass
・Cinebrass core
・Spitfire symphonic brass
・Cinebrass pro
・NI Symphony Essential brass

上から順に、これがオススメだ!と言った方が多い順です。1位はEW、2・4位にCinebrassとなりました。NIが入ったのが意外。

ストリングスではSpitfireが2つ入ったのですが、今回は1つ。

順にどんな音源か紹介します。

EastWest Hollywood brass

1位に選ばれたEWのHollywood brassです。EWことEastWestは、月額$30(=3,015円、18年3月7日現在)で音源使い放題プランがあったり、個人的にちょっと気になるメーカーです。年間36,000円でオーケストラ音源使えるならまぁ、安いわ。

構成はトランペットはソロと2~3、フレンチホルンがソロと2か6、トロンボーンがソロとテナー2とバス1、チューバとチンバッソが1ずつ。また、ロウ・ブラスセクションという、チューバ、チンバッソ、テナーとバスのトロンボーンを合わせたものがあるそうです。

マイクのポジションはクロース、ミッド、メイン、SRNDとVINTの5つです。

アーティキュレーションも結構充実してます。サスティン、スタッカート、マルカートといった通常のもののほか、ミュートを付けた音、Fallsなど、色々できそうです。詳しくは公式ページをご参照ください。

ちなみにこちら、PLAYエンジンというEW独自のサンプラーを使ってますので、Kontakt上で動くものではないです。お気をつけて!

Cinebrass CORE,PRO

続いては2、4番目に選ばれたCinebrassです。デモを聞く限り、こっちの方が私は好みです。EWはドーンと来る感じがいいけど、Cinebrassは音が柔らかい。気がする。

各楽器の人数構成はホルンがソロ・2・6まではハッキリ書いてますが、トランペット、トロンボーンはアンサンブル、ソロとしか書いてないです。チンバッソとバストロンボーンがセットなのは各1本ずつ?ちょっと分かりづらいですね。

アーティキュレーションはキースイッチを採用してないっぽく、「アーティキュレーションズ」「レガート」といった風に別の音源として分かれています。全部のアーティキュレーション使えるようにすると、DAWのプリセットがかなりビッグなものになりそうですね。

動画を見る限り、パッチ内でベロシティがいくつの時にどのアーティキュレーションを鳴らすか〜といった設定ができるみたいです。この辺は音源を持ってないので詳しくは分かりません。申し訳ないです。

マイキングはFull mix、Close、Room、Surroundの4種類。アナログなフェーダ、ツマミでの表示ってのが個人的に気に入りました。見やすい、デザインが好き。

COREとPROの違いは、PROの方がアーティキュレーションが充実しているという点だけのようです。他にも細かく違うのかな?PROはCOREの拡張版とありますが、値段は一緒。ならPROの方がいいのでは。

動作はKontaktプレイヤー、製品版です。

Spitfire symphonic brass

最近、Hans Zimmer Stringsなる、とんでもない人数のストリングス音源を出したSpitfireのブラスです。

人数構成はトランペットソロ、2、6。ホルンソロ、2、6。トロンボーン6。テナー、バスのトロンボーンが各ソロ、2。バストロンボーン、チューバ、コントラチューバのソロ。チンバッソがソロと2。

ここまで紹介したものの中で、一番楽器が充実してます。特に低音側。どんだけぶりぶり鳴らす気なのか。素晴らしい。

アーティキュレーションは各楽器ごとで数が異なります。例えばトランペットソロはマルカートやスタッカートのべ14、同じソロでもチューバは8つです。いずれにせよ、多い…。

マイキングはクロース〜ファーの割合調節ができるものと、アンビエント。3つっていうカウントでいいのかな。

また、ダイナミクス、エクスプレッションのほか、スピード、バリエーションというパラメータをGUIでいじれます。もちろんmidiで上下できます。

最近知ったのですが、SpitfireのDynamics、Expressionといったパラメータは、Kontakt内部のパラメータという扱いで、midi鍵盤についているモジュレーションとは別で数値の設定が必要みたいです。

もちろんモジュレーションホイール、ツマミでも動作しますが、打ち込みの際にちょっと違うよっていう。この辺は実際に打ち込まないと分かりづらいですね。余計な説明だったかも。

Kontaktプレイヤー、製品版で動作します。

NI Symphony Essential brass

最後は意外…ってのは個人的な意見ですが、Native Instrumentsのブラス音源です。KOMPLETE 11 ULTIMATEに入っています。単体でも購入可能。

人数編成は結構多め。トランペット、ホルン、トロンボーンのアンサンブルは各8。チューバのアンサンブルは特殊で、ユーフォが4、コントラバスチューバ1、バスチューバが3となってます。ソロ音源はトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバの4本。

紹介した中で唯一チンバッソが収録されておらず、ユーフォニアムが収録されています。迫力に欠けるっていう印象はないですね。

アーティキュレーションは5つ。サスティン、レガート、スタッカート、エクスプレッション、エフェクトです。エフェクトはFalls、Breathsなど色々収録してるみたいです。

マイキングはクロース、ミッド、ファー。それらをミックスしたステレオの4つ。

特に面白いなーと思うのが、収録したロケーション。サンフランシスコの教会、Saint Paul’s Churchというところだそうです。せっかくならクロースだけでなく、本物のチャーチリバーブも活用したいですね!


個人的に推したいのはCinebrass

使い勝手は分かりませんが、一番好みの音が出てたのはCinebrassかなーと。ぜひ使いたいです。

金管楽器を重ねると煌びやかさ、高貴さ、もちろん激しさも加えられるので、ストリングスの次に悩みます。最近は柔らかい音が好きなので、そういう音の出るものが欲しいです。特にホルンにこだわりたい。激しいのは8dio majesticaで十分です。

ということで、ブラス音源のオススメ5つでした。

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