バーフバリ/王の凱旋(Baahubali 2)を見てない奴は首切られて死ぬ

大変今更ながら、話題の超大作「バーフバリ 王の凱旋」を見ました。Amazonのレンタルで100円でしたし。

この映画はビッグスクリーンにビッグなスピーカで声と拳を上げながら見たい。本当に最高だ。

141分(タミル語では168分超え)という大作な本編、王に最敬意を払いつつ私なりにレビューしたいと思う。ちゃんと音楽的な側面もね。


王の凱旋の概要

前作、「バーフバリ/伝説誕生」から続く今回の作品。ざっくりと概要をまとめると次の通り。

・アマレンドラ(シヴドゥ/アマンドラのパパ)が殺されるまでの話が7割
・シヴドゥ(アマンドラ)が現王様であるバラーラデーヴァを倒してから王座に着くまで2割9分
・エンドロール1分

という内容です。エンドロール短っ

見所は生首

見所をこれから紹介しますが、そもそもの面白い点は「今まで考えたこともない大胆な戦い方」「規格外の作戦」「予想のつかない展開」っていう点です。

さてさてパパも兄上もかっこいいし、度肝抜かれ過ぎて笑うしかないシーンてんこ盛りなんですが、何より今作のメインは首。首です。3つくらいは飛びます。

1つ目はもう、叫びたくなります。「落とすべきは指ではない、首だ!!!」。このシーンは最早、有名です。私が知ったのもこのシーンが初ですし。

インドの神話って血とか首とか好きだもんね。ガネーシャとかさ。だからなのか、それとも決定的な死を明示するためか、とにかく首がぽろっぽろ取れる。断面とか綺麗な水平。さすがインドクオリティ。

2つ目。前作の最後の方で現王の息子の首をスパーンと切って、今作で矢を射って王に投げつけるシーンがあるんですが…生首のおでこにあるはずの矢の穴がない。なんでじゃい!!

そんなことは御構い無し、現王は丁重に弔うことを約束してシヴドゥへの反撃を開始する。というのが2つ目の首。ぶっちゃけてこのシーンまで回想が長すぎて誰の首だったか思い出せなかった。すまない、息子。

3つ目。今作の最後ですが、バラーラデーヴァの金の像の首が、シヴドゥの登ったあの滝を転がり落ちます。ここは比喩なんだろうなぁ。

でも金の首の顛末がなんだか、あれ。城のお堀に捨てられ、大河をどんぶらこと流れ、大滝を転がり落ち、岩にぶつかってぱっかーんと割れます。桃太郎ですかね。何も生まれてないけど。っていうか堀から滝まで繋がってて、しかも人より大きい金像がそんな軽いか…?しかも割と途中かなり粉々に割れたのに、ラストシーンではそこそこ原型とどめてねーかそれ??矢を射られても岩で割れても、生首は崩れない。これぞインドクオリティ。

ということで、今回は首が見所です。

タイトル間違ってる疑惑

今回は前回のようなロマンチックなシーン少なめ(船が空飛んで踊ってキスするシーンは置いといて)、バトルシーンがアツいです。

アマレンドラが奥さんの国を救うシーンはもう、最高に楽しい。カッタッパの活躍もアツい。クマラがとにかくカッコいい。相変わらず作戦がはちゃめちゃなんだけど、なるほど強い。強すぎる。

対して息子のシヴドゥ(アマンドラ)は、作戦が割りかし行き当たりばったり。パパより頭が悪いのか…?ってのはそりゃそうか。下界で20数年、筋肉鍛えながら田舎暮らししてただけだしね。それにしても盾部隊投擲による突撃は無茶だろ!なんか飛ぶ角度も違和感あるし!あと木、酷使されすぎ!!

さて首に続く見所、王の筋肉。その筋肉が特に発揮されるのが、現王バラーラデーヴァとの決着。現王はボロボロになった鎧を投げ捨て、シヴドゥは鎧を無理やり剥がされます。いやんえっち。

そして上裸になった王族の二人が殴り合います。王の筋肉。二人ともいい体してんだわ…見事な逆三角形、分厚い胸板。パパのアマレンドラも結構いい体してた。王は筋肉が強いのか?

そんなこんなでタイトルは間違っていると思うわけです。正しいタイトルはこう。「バーフバリ/王の筋肉」

バーフバリはミュージカル

ほどほどにふざけたところで、真面目に音楽の話。

前作と同様、歌ものがメインです。嫁さんの国から自分の国まで船で川を渡り空を飛んで乗組員と踊ってキスするシーンみたいなロマンチックなシーンはもちろん、戦闘中も結構歌が入ってきます。

歌いながら戦うわけではないので正確にはミュージカルではないんですが、印象としては的確な表現かなーと。歌が物語を補足しつつ、シーンの雰囲気を作ってます。インドミュージックのPVに近いのかなぁ。

劇伴は悪くない程度の音質、ミキシング(時々音が前に出過ぎてる時があるのはご愛嬌)ですが、相変わらずシーンの切り替えはぶつ切り。残響あった方がいい気がするんだけどなぁ…?

それから、音が時々おかしい。書き出しミスした時みたいな、ブツッとする箇所がいくつかある。楽器の音質も時々やっすい。聞き直す時間なかったのかなぁーなんてことは思いました。

映画と劇伴の関係性

これは勉強になった部分。「Theme(モチーフ)があった方がいい」「音楽と映像は同期させ過ぎない」という2点。

Themeは映画を通して必ず聞くメロディのこと。クラシック音楽的に言うと、モチーフ。これなんで必要なんだろー?とMasterClassを受講した時は思ってたんですが、なるほど「Themeは映画の物語をしっかりと繋ぐために非常に重要な役割を担う」ということを感じました。

バーフバリにはThemeがなかったので、雰囲気に一貫性を感じられませんでした。いやもしかしたら、モチーフあったのか…?でも頭に残ってないので、いずれにせよ、です。

それから、音楽と映像の同期をさせ過ぎない。今作は結構な頻度で同期を感じたんですが、そのせいで映像がくどく感じた。リズミカルにも見えてくるので、やっぱりミュージカル感が出てきます。これぞインドクオリティ。


バーフバリは1、2ともに良作

とても楽しかったです。終わり。

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